こんにちは。
ピアノ教室のらぼーな講師のくぼでらです(*’ω’*)
5月の大型連休も終わり、そろそろ身体も通常運転に慣れてきた頃かと思います。
今年は間の平日があったので、レッスンがお休みの日は多くはなかったけれど、「ゴールデンウィークは何したの?」と連休の過ごし方を生徒さんに聞いていました。
お友達とお出かけした子もいれば、家族でキャンプに!といった声もあり、楽しいゴールデンウィークだったんだなと想像して盛り上がりましたね!
ゴールデンウィーク明けのレッスンは、少し暖機運転モード。
外泊することも多い期間なので、お休みといえど自宅練習には時間を使えなった子が多い印象です。
「次はここまでは出来るように頑張ろう!」とできるだけ明確な課題を出して、通常練習モードに戻ってもらうよう調整中。
ピアノは毎日の成長は本当にスモールステップですが、必ず練習していれば上手くなっていくので、自分自身で「出来るようになった!」とか「前に比べたら随分上達した!」と感じやすい習い事でもあります。1年前と比べると、曲のレベルが全然変わっているから、たまにそれまでのテキストを見返してみるのをお勧めします。
自分自身で楽器を演奏できるようになるメリットは、他人の演奏も、より繊細な部分まで聴けるようになること。
自分で演奏するからこそ、ここは難しいだろうなとか、音がきれいだなとか感じられるようになるというものです。
以前、学生の時に、音楽を専攻していないある方に、「ピアノなんて誰が弾いても同じ音でしょ?」と言われたことがありました。ただ鍵盤を押せば音が鳴る楽器がゆえに、そう思ったのかもしれません。しかし、指先の本当に微妙なタッチの差、表現にも演奏者の個性が出ること、ペダルを踏む技術も、すべて音色に反映されていることを、全て同じものだと決めつけ、音楽のすばらしさがわからないのは、(もちろん私のエゴであることを自覚したうえでも)大変もったいない!と思いました。
しかし、その難しさが理解できるのは、私がピアノを弾いていて、音色を操る難しさを日々感じているからなのだと思います。
自分で弾くからこそ聴こえてくる音、感動することができる音楽に出会えるのです。
もちろん、弾けなくても「素晴らしいなぁ!」と思える方はたくさんいるし、感動する演奏はたくさんあります。
その中で、自分で弾ける、経験があるというのは、一段違ったレベルで鑑賞ができるという点で、人生をより豊かにしてくれるのではないでしょうか。
レッスンに通ってくれる生徒さんたちにも、ピアノを弾くということを、自分自身のステップアップを楽しむと同時に、人生の中で音楽をより良く楽しむ糧にしてくれたら嬉しいと思います。
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