こんにちは♪稲田堤のピアノ教室のらぼーな講師のくぼでらです(*^^*)
秋と言えば芸術の秋。演奏会に行くのも楽しい季節。
夏のコンクールや発表会もシーズンとしては終わって
2学期もまだ始まったばかりだから、気持ちとしても少しのんびりしますよね。
しかし、次の舞台はまたすぐにやってきます。
そこで、次の舞台での演奏に向けて、緊張と向き合う方法について書いておきたいと思います。
発表会やコンクールの時、人前で演奏するときはどうしたってドキドキするもの。
緊張は誰だってするけれど、程度はさまざまです。
私は昔から、かなりかなり緊張する方でした。
演奏直前は、どんなに自分に言い聞かせても、気持ちが悪くなるほどの緊張でめまいがしていました。
自分でもかなりあがり症の方だと自覚はしていたものの、
「誰だってそうだろう」「仕方ないよね。」
と思っていたのに
大学時代、
「え、私は舞台に立てるとすごく嬉しくて、お辞儀だって舞台のぎりぎりまで行ってやっちゃう♪」
なんて人がいて、なんてことだ!!!と大ショック。
そんな感覚の人が世の中にいるのかと。
皆同じように緊張しているわけではなく、性格は人それぞれ千差万別なんだから当たり前のことなんですが。
それなら私はなぜこんなに苦しんでいるのか。向いていないとあきらめた方がいいのか。
そうも思ったけれど、いろいろと試しているうちに、自分に合った緊張との向き合い方が見つかってきました。
舞台に上がったイメージをする
まず大切なのは、前日までにしっかりイメージを膨らませること。
舞台に上がる前の、舞台袖にいるイメージ。
舞台上でライトを浴びているイメージ。
座って鍵盤を眺めているイメージ。
これを持っていると、当日緊張していてもパニックになることが少ないです。
舞台上から客席をよく眺める
緊張と恐怖からお辞儀も早々に椅子に座ると、気持ちの準備の時間が足りなくなってしまいます。
ジェットコースターに乗るときのコツは「目を開けること」と聞きました。
あえてじっくり観客席を眺めて、自分がここにいることを感じ、一呼吸。
すると、どこかに飛んで行ってしまいそうな気持ちが少しずつ戻ってくるような感覚になります。
失敗しても死にはしない
あとは、失敗しても死なないし、次の機会は何回もあるし大丈夫!と力を抜いてあげること。
なぜ緊張するかというと
「失敗したらどうしよう」
「失敗したら恥ずかしい」
「親をがっかりさせてしまう」
こう思っているから。
発表会は失敗しても誰も怒らないし文句も言わない。
コンクールは次があります。
だから大丈夫!
上の3つを実践するようにしてから、少しずつ自分の思うように演奏することができるようになってきました。それでもやっぱりドキドキするけれど、自分らしい演奏が舞台でできると誇らしいですし、とってもいい気持ち!
緊張との向き合い方は、ひとりひとりに合ったものがあるので必ずしも全員に当てはまるものはありません。しかし、生徒さんには発表会やコンクールが、自分自身のために一番いいかたちで終えられるようにできる限りアドバイスをしていきたいと思っています。
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