だいすきでも、だいきらい?

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夏日のような暖かい日があったかと思うと、曇り空の今日は朝から寒く。

気温差があると体調が安定せず、パフォーマンスが下がります(;_;)

体調が思わしくない日は休むのも大切!とは言っても、家事や育児は待ったなし。

世の中のお母様方は本当に毎日頑張っていますね。

レッスンは楽しいので、子どもたちにエネルギーをもらってまた頑張っています。

さて、私も30代に入り、大学時代の学友もほとんどが結婚をして家庭を持つようになりました。

先日、今年の秋に結婚する友人から結婚式のご招待のご連絡があり、おめでたいニュースに浮かれています。

彼女はドイツでの留学中に知り合った彼と韓国で暮らしており、結婚式も韓国であるので、式に出席するため私も久しぶりの韓国です。(小学校2年生以来🎒)

件の彼女はドイツへ5年間留学していました。

そして、留学中に起こったのがコロナのパンデミックでした。

ドイツではロックダウンが実施されましたので、レッスンに行くこともできず、一日中部屋で過ごす日々が続いたそうです。

何もやる気が起きず、モチベーションも下がり、1ヶ月ほど練習はおろか、ピアノに触らない時間がありました。

そこで思ったことは
「私って1ヶ月触らなくても、ものすごく弾きたいって気持ちにもならないし、もしかしたらピアノに情熱などなくて、ピアノを好きなわけではないのかもしれない。」
ということ。

悩んだ彼女は、芸大から留学していた同じ学校の日本人の女の子に相談しました。

すると

「私たちは、小さい頃から仕事のようにピアノを毎日練習してきた。やらなければならないこととしてやっているから、もう好きとか嫌いとかいう感情だけで練習していない。毎日毎日、弾きたい情熱が湧いてこなくても、それは自然なことだよ。」

と言われたそうです。

特に出口の見えないパンデミックの最中、演奏会など人の集まるイベントはできるわけもなく、目標もなくなり、どこを目指しているのかわからない状態でした。

モチベーションを保ち続けるって、本当に難しい。

はじめは、けっこういいんです。やる気に満ち溢れていて、エネルギーも湧いていて。

しかし、その状態をコンスタントに保つとなると、鉄の意志とテクニックが必要です。

読書猿さんの書いた「独学大全」という、ぶあつーい本には、人が独学で学ぶためのテクニックがたくさん纏められています。大変、おもしろく、ためになります。

しかし、”グレー時間クレンジング”だの”逆説プランニング”だのを子どもたちにに理解させ、実行させることは到底できないでしょう。

だから、私達がいるのです!☆彡

毎日の練習が嫌になっても、上達を感じられればまたやる気は湧いてくるし、イベントがあって発表の機会があれば、そこに向けて頑張ろうという気もおきます。

生徒の演奏に課題を見つけ、一緒になって考え、ゴールを目指す手助けをするのがピアノ教室ですが、その大きな役割はモチベーションを維持してあげることにあります。

「私ってうまくなったかも!」

「ここをもっと上手に弾けるようになりたい!!」

「次はこの曲を弾けるようになるぞ!」

そんな感情を引き出し、ポジティブな状態でいられるように、ひとりひとりの状態を見ながら、レッスンでは声掛けしていこうと思っています。

余談ですが、昔NHKのEテレで、ゆうがたクインテッドが放送されていたとき、

「♪トランペットだいーすきー、でも練習だいきらいー♪」

って曲があったなと思い出しました。

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