こんにちは
春らしいお天気が数日続き、梅の花も開いてきました*
いいお天気が続くと気持ちがいいですね~
しかし、春の厄介者「花粉」も確実に飛んでいます・・・
洗濯物を取り込むと、連続くしゃみが!!!
花粉の少ない杉というものが研究されているそうですが、早く花粉症に悩まされない日が来ることを心から願っています。。。
さて、
先日、生徒ちゃんから「ピアノをやっててよかったことって何?」と聞かれました。
その時は、「いろんな人と音楽で仲良くなれるし、楽しいよね」とお話したのですが、もっといろいろあるよなぁと思って考えてみました。
一つは、聞かれたときに答えとして返した「音楽でなかよくなれること」
子供のころは、友達と連弾したり、練習している曲を弾きあったりして楽しんでいましたね。しかし仲良くなれるという点でもっと感じるのは、むしろ大人になってからの方が多い気がします。
大人になって仕事を始めると、仕事以外のコミュニティーに入る機会というのは学生時代に比べて激減してしまって、結構単調な毎日だなあと感じていました。でも、大人になってから趣味で音楽を始める人や、音楽を楽しんでいる人ってとても多くいます。ピアノのサークルや楽器のアンサンブルサークルも数多くあって、そこでは様々な年代、職種の人たちが音楽を楽しんでいます。とても話が弾むし、友達になるのもぐっと早い!
二つ目は、「楽譜が読めるようになること」
楽譜が読めて何がいいかというと、本当にいろいろな曲にチャレンジすることができることです。
世の中には膨大な数の曲があり、古典から現代、ポップス、ジャズとジャンルも様々あるなかで、楽譜の読み方さえわかっていれば、ちょっと弾いてみようとチャレンジできるんですよね。全部を完璧にマスターしなくても、さわりだけでも弾ければ本当に楽しいし、弾いてみたい曲を楽しむハードルは、楽譜を読む力があるだけで随分と下がるもの。
三つめは、「感受性が高まること」
私はこれが一番大きなメリットではないかと思います。
美しさを感じられることは、誰でもできるようで意外とそうではなくて、美しい音楽を聴いたとき、聞いているだけよりも実際に自分で楽器を演奏してみると、さらに曲の奥深さや旋律の美しさを肌で感じられると思います。そして、自分で演奏する楽しさや難しさを知ったうえで、演奏家の演奏を聴いたときに自分が感じることも多いはず。
自分が「良い」と思ったものを、どう良いのか、どんな風に好きなのか、なぜ感動したのかを自分自身がわかる力を感受性と呼ぶのだと私は思います。
その力の成長には、幼児期の周りのものすべてに敏感な時期に、何に触れ、感じてきたかが、とても大きく関わってきます。なので、幼いころから様々なものに触れ、感受性を磨いていかなければならないと思うのです。
音楽は楽しみ、集中し、体も頭も使って、感受性を磨くのにもとても優れたツールとなってくれます。なかでもピアノは、管楽器や弦楽器と違い、鍵盤を出せば音が鳴る、音を簡単に出せる楽器なので、初めて楽器をトライする人や、小さい子供たちにもおすすめの楽器です。
ピアノというものが、教室に通ってくれる生徒さんたちの、生涯の楽しみとなりますように。
コメント