目標は≪考える力≫をつけること!

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こんにちは!ピアノ教室のらぼーなです!

2月に入りましたね。
今月も楽しくレッスンしていこうと思います!

私は日頃のレッスンでよく
「どうしてだと思う?」
「なんでだろうね」

と声をかけます。

こどもたちはわからなくて、黙ってしまうか首をかしげることが多いですが、それで大丈夫!なんでなんだろうと彼らは一瞬でも考えているからです。

そして、自分から「こうだからじゃない?」と考えを口にしてくれるときもあるし、「え~不思議だなぁ。」と疑問に思う気持ちを表してくれることもあります。

答えが出ないときには、選択肢を出したり、私の意見を言ったりして一緒に考えます。論理的に考えて結論が出ることもあれば、好みで結果が変わることも。「どっちがいいと思う?どう弾きたい?」と自分の気持ちを言葉にするよう促し、自分の意見を積極的に言っていいんだよ!全部可能性があるんだよ!という雰囲気づくりと声掛けを大切にしています。

そこには、「考える力をつけて欲しい」という思いがあります。

音楽は目の前にあるものだけを受け入れ、指を動かすのではありません。先生からの指示通りに弾くのが正解なのでもありません。

自分はどう思うのか。どう弾いたら美しいと感じるのか、自分自身で考え、表現してほしいのです

また、楽譜についてもよくよく読んで欲しいです。
「読譜」と言いますが、楽譜は読むもの。そこにはたくさんの情報が詰まっています。楽譜を読む作業は小説を読むことに似ている気がします。どうしてここにこのフレーズがあるのかな、何を表現しているのかな、考えながら読んでいくと、弾くことにさらにプラスの楽しみが生まれます。
まれにではありますが、楽譜が間違っていることも。出版元によって、楽譜が違うことは多々あって、版による違いの研究もあるくらいですし、単純に落丁や誤植で間違っていることもあります。(なんかおかしくない?)と気付けるくらいになると素晴らしいですね!

今後、AIによって時代は大きく変わろうとしています。
紙で学び生産していた時代から、デジタルデバイスで学び生産する時代へと変わり、今後はAIで学びも生産もしていく時代に突入しました。そこでこれから子供たちに求められる力は、自らの力で考える思考力と創造性ではないでしょうか。便利なツールのAIをどのように活用するかも、自分次第です。ただAIが出力したものを受け入れるだけでは、思考は停止し、文明に飲み込まれるだけになりかねません。「ハルシネーション」というのは、AIがもっともらしい嘘を生成する現象のことを言いますが、今後精度は上がっていくと予測はされるものの、生成AIの精度は100%ではないのです。使いこなすには使い手の技量も求められます。大きな文明の波の上で舵をとれる人材になるための力を、成長期のうちに身に着けることは教育において益々重要な要素であると言えるでしょう。

思考すること、そして学び考えたことを表現するということをピアノのレッスンの中で経験し、少しずつでもその力を伸ばしていけたらなと思います。

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