【ピアノ発表会】来年の発表会はスタインウェイのピアノで!”大ホール”をあえて選ばない理由

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こんにちは!ピアノ教室のらぼーな講師のくぼでらです!

ピアノ教室のらぼーなでは来年の3月にピアノ発表会を開催することになりました(*^^*)

JR南武線稲田堤駅から1本、20分程度の距離の立川で、駅前徒歩3分の場所にあるサロンホールで行います。
50席程度の規模のサロンホール、ピアノは憧れのスタインウェイを使用します。

スタインウェイのピアノって?

コンサートホールでド定番の、高級ピアノスタインウェイですが、やはり特徴は明るく華やかな響きでしょう✨

鍵盤のタッチが大変軽いので、速いパッセージのある曲も弾きやすく、キラキラとした音が出ます。
スタインウェイのピアノで弾くと、なんだか自分が家で練習していたときよりも上手く聴こえるから不思議(笑)

個人的な意見ですが、
ピアノのメーカーの産地?というのか、メーカーの生まれた国によって、音にも国民性のような、性格の違いが出るなぁと感じていて、

スタインウェイはアメリカのメーカーで、その性格は
華やかで派手好き、ネアカ

ヤマハやカワイの日本のメーカーは
堅実でみんなに優しい優等生、小さい部屋が向いている

ドイツ製は
頑固で扱いづらいけど、職人気質でこだわり強め

本当に、私の個人的な印象です。

ピアノは自分で持ち運ぶことは困難な楽器ですので、いろいろな場所に置いてあるピアノの特性に合わせて弾き手がコントロールして演奏しなければなりません。
そのような難しい技術はさておいても、いろいろなピアノを、演奏会があるたびに響きの違い、弾いてみた感じの違いを感じて、
「よく響くピアノだったね!」
とか
「やわらかい音のピアノだった!」
とか
感想を持つのも楽しいポイント♫

会場を選ぶ際に大切にしたいこと

大ホールでピアノの発表会を開いている教室、たくさんあると思うんです。
特に生徒さんの人数のたくさんいる、大規模な教室なんかは、キャパの関係もあり1,000人くらいは入れる大きなホールを使って盛大に開催していますね。
大きなホールでピアノを弾くのも、とてもいい経験だと思います。

ただ、私は会場については小から中規模の、全体を見渡せるようなサロンスタイルや劇場っぽい場所を選んでいます。

理由はふたつあります。

1.観客が見える距離であってほしい

子どもの頃、わたしは怖がりで、不安の強い子どもでした。
発表会で弾くことは恐怖で、事前によく弾けていたとしても、舞台に出ていくときは吐き気がするほど緊張しました。(いまでも緊張はしますが・・・)

特に大きなホールで弾くとき、舞台袖の暗い場所から、ピアノまでの距離が果てしなく遠く感じられ、お辞儀をするときには手も足も震え、強い照明に当たって光る鍵盤は、極度の緊張でどこがドの音だったかもわからなくなるほど。

さて、大きなホールで舞台の上に立った時、演奏者から客席はどのように見えると思いますか?

答えは
何も見えないです。(笑)

客席は照明が落とされ、反対に舞台上には強いライトが当たっているので、お辞儀をするときに客席を見ても、ほぼ誰も見えません。せいぜい、1列目の真ん中のあたりは顔が見えるか見えないか。

だから、ご両親や家族がどこにいるかなんて全くわからない。

ひとりきりでピアノに向かい演奏するのは、とても孤独で、自分との闘いです。

しかし、私がそれまでと違う感覚を味わったのは、小学5年生のときに受けたKAWAIのコンクール地区予選で金賞を獲ったとき。

その会場は、ホールではなく会議室のような感じの場所で、明るくこじんまりとしていました。
審査員の方々の顔が見え、皆ニコニコとして、応援してくれる気持ちが伝わってくるようでした。
とてもリラックスして弾くことができ、結果金賞を頂けたわけなのですが、帰るときに一緒に受けた子のご家族から「とっても良い演奏だった!」と言っていただけたことが、とてもとても嬉しく、記憶に残っています。

この経験から、発表会をするときには、距離感が程よく近く、こどもたちが心地よく弾ける会場を使っていきたい!と考えるようになりました。

2.拍手をもっと感じて欲しいから

小さな会場は拍手をしてくださっている方々の姿と拍手の音が直接感じられるのも良いところです。
拍手を貰えることって、想像以上に嬉しくて励みになります。

以前、銀座のソニースクエアに置いてあるピアノを、何かの帰りにちょっと寄って弾いてみたことがあるんです。その当時練習していた曲をちょろっと弾いただけで、決して素晴らしい出来栄えでもなかったと思うんですが、客席にいた二人の女性の方が拍手をしてくださって!にこにこと優しい笑顔で拍手をしてくださったことが、もう本当に嬉しくて一日中幸せで楽しい気持ちでした。

拍手を貰うという事は、自分の努力や表現を認めてもらったということ。
その拍手が、どこからか聞こえてくる音ではなくて、目の前の方が自分自身に対して送ってくれているのだと感じられるということがとても大切なのだと思います。
大きなホールだと、かなりの人数で埋まらないと大きな拍手の音は聞こえてこなくて、先ほど言ったように客席は見えないし、それもちょっと寂しいんですよね。

このような理由から、発表会で使う会場は、あまり大きくなりすぎず、リラックスして自分の練習してきた成果をしっかり届けられるような会場を選んでいます。

確かに、大ホールでピアノを弾く良さもたくさんあるんです!
舞台上に立つ姿は大変華やかですし、自分をアピールするのが好きな性格の子や、たくさんの人の前で弾くのが大好きな積極的な子には、激しく強く当たるスポットライトに益々やる気が出てくる!ということもあるでしょう。そのような子には是非コンクールを受けて欲しい!自分に自信があって、前に出ていけるタイプの子には、コンクールに出ることで、目に見える結果が出て達成感がありますし、コンクールは有名な大きなホールで行われることが多いので最高の機会になると思います!

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